代表の想い
目次
GeekGirlLaboができるまでの想い
2011年頃のお話です。
業界でも特に難易度の高いシステム開発やプログラミングの世界。
顧客の無理難題、タイトな納期、徹夜や残業は当たり前。
それゆえに男性中心となっている厳しい世界。
そんな中でも着実にキャリアを積みながらも心の片隅で感じていました。
“女性がこのIT業界で働き続けることの難しさ” を。
そこで芽生えた想いこそが「ITで人を幸せにしたい…」
女性が当たり前のように仕事と家庭を両立できる環境を作りたい。
そのために手掛けたのが、今のエンジニア養成スクール【GeekGirlLabo】です。
GeekGirlLabo設立当初は、エンジニアを養成する目的に加え「働きやすい環境作り」と「女性に適した働き方の確立」を目指し現在までスクール運営をしてきました。
「女性が働きやすい環境づくり」には、配偶者も働きやすい環境で仕事をしていることも必須です。
男性が残業や休日出勤でほとんど家におらず、女性がいわゆる「ワンオペ」の環境では、女性が働きやすい環境は到底実現できません。
そこで今では、男性にも働きやすい環境を手にして欲しいと思うようになり、この度サービスの大幅改訂を行いました。
自分の想いに正直になることの大切さ
「時間や場所にとらわれずに自由に働きたい」と思うのは悪いことではありません。
現代においては、女性だけでなく、男性も働きやすい環境=QOL :人生の質を高めたいニーズが高まってきています。
むしろ自分のその想いに気づいたこと自体、とても素晴らしいことだと思います。
自由に働きたいという理想を叶えるためには、それに適したスキルの習得が欠かせません。
そのスキルの一つとして、Web制作スキルがあります。
GeekGirlLaboでは、挫折することなく最速でWeb制作のプロフェッショナルになるためのカリキュラムを用意しています。
しかし、ここで正直に言っておかなければならないことがあります。
それは、私たちのスクールを受講すれば、“誰でも簡単” “すぐに稼げる”といったものではない。ということ。
何事も“努力”なしには現状を変えることはできません。
私たちは、あなたがプロのWeb制作者として、時間や場所にとらわれず自由に働けるようになるために精一杯後押しをさせていただきます。そしてあなたの人生の質を高めていってほしいと願っています。
プロレベルの実力が身につく“実務研修”はどのように誕生したのか?
世の中には、多くのプログラミングスクールやWebデザインスクールがありますが、
そのほとんどが「スキルを身につけてもらったら卒業」する形となっています。
もしかしたら、あなたはまだ知らないかもしれませんが、
「スキルを身につけること」と、「仕事として通用すること」との間には大きな乖離があります。
“仕事”つまり実際の案件には納期があり、品質担保も必要ということです。
しかしながら、実務未経験者にとっては、その辺りの感覚がわからないため、恐怖心から営業に踏み切れなかったり、案件を取れたとしても予想以上に難しい実装に心が折れたり、納期に間に合わないことがあります。
このままでは継続的にお仕事をいただくことはできませんし、最悪の場合、損害賠償責任を負う事になるでしょう。
誰だってそんな事にはなりたくないですよね。
どうせなら、スクールに通う中で、実務を経験し“プロ”として仕事をできるレベルになっておきたいと思いませんか?
そこで GeekGirlLaboでは、「スキルを身に付けて終わりではなく、そのスキルを使って仕事をし、受講前に思い描いていた理想の未来を手に入れるまでの道のりを私たちで用意できないか?」と考えました。
幸いなことにGeekGirlLaboの運営会社には、Web制作やシステム開発を請け負う部署があります。
卒業生をその部署で受け入れて、実務に入っていただくことにしました。
しかし、実務には納期がつきもの。
スキルを習得したばかりのスクール卒業生の場合、プロと比べて、実装スピードが10倍以上遅いこともよくあります。
迫り来る納期と、大量の不具合の修正依頼は、卒業生も、現場のエンジニアも、心がすり減りました。
案件納品後、“次の案件にはもう入らない”という選択をする卒業生もいました。
これは私の想定が甘かったことにより招いた事態です。当時の卒業生には申し訳なく思っています。
こうした経験から、いきなり納期のある実案件に入るのではなく、一通りスキルを習得した受講生にはまず、過去に納品済の案件のシミュレーションをしていただくことにしました。
納品済の案件とはいえ、実務さながらの納期を設定し、実装していきます。
その中で、自分の今のレベル感や足りない要素を把握し、着実に力をつけていただけると思ったからです。
それが当スクールの強みである「実務研修」という制度です。
GeekGirlLaboの教育方針「当たり前を疑い、問題解決力を身につけよ」
質問回数や教材閲覧に制限を設けた理由
まだ当スクールのサービスページをご覧になられていない方もいると思います。私たちは、常識を疑い、他社が当たり前にしていることをあえてしていません。
その大きな違いが次の3つです。
① 質問回数に制限がある
② 教材の閲覧に期限がある
③ 答えは教えず、問題解決のヒントを与える
1つずつ解説します。
① 質問回数に制限がある
スクールによっては、受講生に質問されたことに、メンターがそのまま答えることもあります。
こういうコードを書けばうまく動きますよ!と。
実際、答えを教えてあげる方が、受講生の満足度は高くなります。
その方が、すぐに解決できて気分はスッキリしますからね。
しかし、なんでも聞けばすぐに答えを教えてもらえる環境で学んでしまうと、実装がうまくいかない時に、自分で考えて調べる習慣が身につきません。それでは実案件で、通用しないんです。
当たり前ですが、実案件にはメンターはいません。
就職した場合は先輩や上司がいますが、フリーランスになるのであれば、教えてくれる人はいません。
自分でどうにかする力=自走力が必要になってきます。
なので、GeekGirlLaboでは自走力を養うために、あえて質問回数を制限しています。
② 教材の閲覧に期限がある
教材は無期限で閲覧できるスクールがほとんどだと思います。
私たちも調べましたが、ほとんどのスクールで教材は無期限で閲覧可能です。
しかしここで、胸に手を当てて次のような経験がないか、思い出してほしいです。
あなたは本を買ったものの、結局読まずに本棚に眠っていることはありませんか?
なぜ、読もうと思って買った本が、積読(本を買ったものの、読まずに放置していること)になってしまうかというと、
その答えは、いつまでに読まないといけないという“期限”がないからです。
人は期限がなければ「また今度でいいか」と後回しにしがちな生き物です。
一方、期限がある場合、人は必死に期限を守ろうとします。納期のある仕事や学校のテストでも同じですね。
こうした人の特性を考慮し、あえて教材閲覧期限=実質上の“受講期限”を設けることで、
その期間内に絶対にやり切るんだ!とモチベーションを刺激しています。
③ 答えは教えず、問題解決のヒントを与える
あなたは、“活躍できる人”になりたいですよね?ここまで読んでくださっているあなたなら、きっとそう思っているはず。
活躍できる人になるためには、“①の質問回数に制限がある”でも触れたとおり、自走力や問題解決力、つまり課題や問題を自分で解決する力を身につけておくことが大切です。
では、その問題解決力はどうすれば身につけることができると思いますか?
それは、「ヒントをもらいながら、自分で考えて解決策を見つける」と言う訓練を受けることです。
そもそも、学習段階で躓いているときは
Step.1 何が問題なのかがわからない
Step.2 問題の原因の突き止め方がわからない
Step.3 問題の解決方法がわからない
の3Stepのどこかであることがほとんどです。
GeekGrilLaboの講師は、「原因の見つけ方・問題解決の考え方」を伝えるまでにとどめており、受講生自らが解決できるようにフィードバックしています。
その結果、卒業時には自走力と問題解決力を兼ね備えたプロのWeb制作者になることができます。
最後に、受講を検討している方へメッセージ
GeekGirlLaboは「仕事につなげる」ことを重視しているため、答えを教えずに問題解決のヒントを与える教育スタイルです。
そのため答えを教えてもらうことに慣れてしまっている方にとっては、最初は苦痛に感じると思います。
しかし、ここで身に付けた考え方や問題解決力は、生涯に渡り、今後あなたが新しいスキルを身につけ、仕事と家庭を両立させて、より豊かな生活を送るための礎となるはずです。
本気でスキルを身につけ、自由な働き方を手に入れたい!という方には、他にはない最高の環境を用意していますので、一緒に頑張りましょう!

大手・自治体などの大規模なシステム構築プロジェクトを多数経験後、2008年に株式会社凛を設立し代表取締役に就任。
2011年に現在のエンジニア養成スクールGeekGirlLaboを立ち上げ。